「谷中銀座」は下町レトロを感じられる、食べ歩きにおすすめ!

画像:谷中銀座

https://play-life.jp/articles/574

古き良き下町残る谷中銀座

昭和レトロブームが盛んな昨今、古き良き街並みの魅力があちこちで人気となっており、レトロな街並みをSNS投稿するために遠方から来る若い観光客であふれていることも珍しくありません。
そんな昭和の香り漂う町の中でも、ひときわ人気となっているのがJR山手線、京浜東北線の鶯谷駅からすぐの地域、谷中銀座と呼ばれるエリアです。
ここは文豪など有名人の墓地や商店街、神社仏閣など観光スポットも多くぶらぶらと散歩するにはぴったりの場所ということで、郷愁に誘われてこの谷中銀座に人が集まってきています。
「谷根千(谷中、根津、千駄木)」とも呼ばれるこの付近は観光スポットが多く集中する上に食べ歩きに最適なグルメの数々、ホッとなごむ情景などが盛りだくさんで老若男女を問わず誰にでもおすすめできるのが特徴です。
駅からも歩いてすぐなうえにアーケード街や飲食店も多いので、天候や気温をあまり気にしなくて良いのもうれしい点になっています。
もとは鉢植えだったものから20メートル級になった巨大な「ヒマラヤ杉」や指人形の専門店「笑吉」のようなディープなスポット、日本で唯一の愛玉子(オーギョーチー、台湾のデザート)専門店など行ったら人に話したくなるような場所が盛りだくさんです。
お土産も充実していますし、食べ歩きや猫好きも満足できるワンダーランドのような下町、それが谷中銀座となっています。
日本人だけではなく、最近では外国人観光客の間でも「アクセスが良くて近代的な街とはまた違う魅力がある」と人気に火がついており、ますます盛り上がりを見せていく地域であると言って良いでしょう。

食べ歩きにもおすすめ!

谷根千、谷中銀座と言えば文化の薫り漂う町としても知られますが、テレビ番組などで何度も取り上げられたため「食べ歩きグルメが豊富なところ」といった印象を持っている方も多いのではないかと思われます。
実際にその通りで、街を歩きながら片手で気軽に食べられる絶品グルメの名店が軒を連ねているのが谷中銀座なのです。
最も定番と言えるのが、「谷中メンチ(200円))」でおなじみの肉のサトーさんでしょう。
芸能人のサインも所狭しと並んでおり、まさに名店と呼ぶにふさわしい風格です。
お肉も特Aクラスのみを使用しているとあってジューシーで贅沢なメンチカツとなっています。
片手で持ってかぶりつくには外せない一品でしょう。
続いてこちらも有名な、下町らしい「つきたてところてん」の三陽食品です。
食べ歩きは油ものが多いですから、ツルッと食べられる爽やかなところてんは暖かい陽気にぴったりの一品と言えるでしょう。
また、甘いものも充実しているのが谷中銀座です。
ヘルシーに揚げ油を使わず、焼いて作った「谷中満天焼きドーナツ」は優しい甘さと軽さでいくらでも食べられると大人気の食べ歩きスイーツとなっています。
このお店は平日限定ながら、ドリンク付きでドーナツ1時間食べ放題というメニューもあるのが特徴です。
胃袋自慢の方は挑戦してみても楽しいのではないでしょうか。
もうひとつ、「和栗や」は名前の通り栗スイーツ専門店でここの和栗ソフトクリームは絶品と評判です。
暑い日には片手に持って歩きたいこの和風ソフトクリーム、これを持ってのんびりと鶯谷近辺をぶらぶらするのが休日の過ごし方として非常におすすめできます。

癒される景色「夕焼けだんだん」と猫

画像:谷中銀座と猫

http://www.yanakaginza.com/


「夕焼けだんだん」というのは階段の名称で、御殿坂から谷中銀座方面へ抜ける途中にある緩やかで長い段々のことを指します。
ちなみにこの名前は住民の公募で決まったそうで、どこか懐かしく温かみのあるイメージがピッタリだと好評になっているようです。
鶯谷から日暮里方面へと抜ける際、この階段で夕方振り返ってみると夕日が階段の一面に差しこんで谷中銀座を照らす幻想的な風景がインターネットなどで知られ、夕焼けを見るためだけにここに来る人もいるという観光スポットになっています。
癒されるのは夕焼けだんだんだけではなく、谷中と切っても切れない関係の「猫」も重要なポイントです。
鶯谷周辺から続く住宅街や商店街には昔から猫が多く、この地域の人々は猫を可愛がってきました。
野良猫がそのあたりにたくさんいるのが当たり前だった時代も今は昔、そういった地域のほうが珍しくなってしまったため、鶯谷やこの谷中銀座は猫好きにとっての「聖地」となっていったのです。
飼い猫もいるものの、基本的には商店街でのんびりと寝そべっている猫たちは自由な野良猫で、近所の人たちがエサや水やりを行っています。
そのためかどの猫もとても人懐っこく甘えん坊で、穏やかな雰囲気で訪れる観光客を癒してくれるのです。
多くの商店の屋根には本物の猫と並んで木彫りの猫のモニュメントが並び、「猫の街」の雰囲気をいっそう盛り上げてくれています。
谷中銀座は車が進入できないため、道をのんびりと猫が歩くにも適しているというわけです。
もちろん人間や犬が散歩するにも向いている地域ですので、近くに寄った際にはこの懐かしく温かい谷中銀座へ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

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