お地蔵様が多数奉納されている「浄名院」

画像:浄名院

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目標八万四千体!増え続けるお地蔵様

へちま寺とも呼ばれる浄名院はJR鶯谷駅北口から10分ほどの場所にあります
鶯谷は上野にも近く歴史的な史跡が多い場所です。
鶯谷周辺は神社・寺が多く、下谷七福神めぐりでも有名なエリアです。
日本では昔から神社・寺をめぐって歴史のロマンを感じる人がいましたが、最近は若い世代の中にも神社・寺をめぐって知識を増やす人が増えています。
浄名院は外国人観光客にも人気があり、様々な国の観光客が浄名院を訪れます。
外国人観光客の中には浅草を観光してから下谷七福神めぐりをする人もいます。
七福神めぐりをする場合は、JR鶯谷がスタート地点になることが多いです。
下谷七福神めぐりで知られるようになった鶯谷のエリアは、江戸城の鬼門に位置することから多くの神社・寺があります。
浄名院は1666年に創建されています。
八万四千体地蔵で有名な寺で、境内には数多くの地蔵があります。
地蔵菩薩の生まれ変わりと呼ばれた妙運和尚が発願し、政治家の地蔵尊や財閥の地蔵尊もあります。
現在でもその数は増え続けています。
妙連和尚は大阪に生まれたヒトデ、25歳で日光山星宮にこもったときに地蔵信仰を得ます。
明治9年に浄名院に入って明治12年に一千体の願が満ちると、八万四千体を目指します。
明治18年には地蔵尊総本尊を建てます。
妙連和尚が地蔵を建てたのは、迷い苦しんでいる人々を救って悟りの境地に導くためです。
古い地蔵も多く、長年の雨風にさらされて姿が崩れてしまった地蔵もあります。
浄名院にはあらい地蔵もあり、自分の患部と同じ部位に水をかけて洗って祈願すれば利益があると伝えられています。
所狭しと並ぶ地蔵の中には青銅製の地蔵菩薩坐像もあります。

旅人の安全を祈願!江戸六地蔵のひとつ

総本尊堂は明治18年の建立ですが、手入れが行き届いているのできれいです。
近代的でゴージャスな本堂は、ゴールドが目立ちます。
浄名院の御本尊は阿弥陀如来で、その脇には毘沙門天像があります。
山門は享保年間に建てられています。
山門を入ると正面に本堂があります。
江戸時代から場所は変わっていませんが、通りの開通のために前庭が削られています。
浄名院は江戸六地蔵のひとつです。
江戸六地蔵とは教徒の六地蔵にならい、江戸の出入り口6箇所に設置されている地蔵を指します。
江戸地蔵というと通常は深川の江戸六地蔵のことをいいます。
鋳造は神田鍋町の鋳物師によるもので、初めは鋳金が施されていましたが現在では金箔の痕跡が少し残っているだけです。
像内には寄進者名簿や小さな地蔵菩薩坐像などが納められています。
現存している第五番までは東京都指定有形文化財です。
第六番代仏が浄名院に祀られていますが、浄名院が江戸六地蔵を名乗ることには反論もあります。
本来の江戸六地蔵の六番目は江東区の永代寺にあるものですが、廃仏毀釈で寺と一緒に取り壊されています。
江戸六地蔵は、寺と寺の距離が電車で30分から50分ほどになります。
健康で足腰が強い人であれば電車を乗り継いで1日でまわることも可能です。
江戸六地蔵は江戸の出入り口にあるので、外周を体感できます。
時計回りに移動する人も反時計回りで移動する人もいます。
江戸六地蔵をまわるなら、ランチの店や休憩のときに入るカフェを事前把握しておいた方が楽しめます。
浄名院は徳川家の地蔵尊でも有名ですが、地蔵の数がとにかくすごいので一見の価値があります。

へちま加持祈願法要が有名

浄名院はへちま加持祈願法要でも良く知られています。
へちま供養は旧暦の8月15日に行われます。
8月15日にへちま地蔵に祈願すると喘息によいという言い伝えがあり、へちま地蔵の前にはヘチマが供えられます。
この日は早朝から夕方までお札を求める人々で溢れます。
へちま加持祈願法要には全国から多くの信者が来ます。
咳やぜんそく、たんに苦しむ人のために妙連和尚が地蔵の加護を受けて行うのがへちま加持祈願法要です。
浄名院はへちま地蔵尊だけでなく他にも安産育児地蔵や交通安全地蔵など様々な地蔵があります。
ヘチマは熱帯アジア原産です。
保湿作用があるアミノ酸や糖類が豊富で、化粧水としても使われています。
親子代々使っている人も多いです。
江戸時代の記録書には化粧水としてヘチマ水を採取したという記述があります。
ヘチマは体を冷やして喉の渇きを癒します。
ビタミンやミネラルを豊富に含み、良質の水のように愛用している家庭もあります。
むくみや美肌に対しての薬効については科学的に照明されています。
ヘチマ供養は明治時代の初めから行われている伝統的な行事です。
当時は咳やたん、ぜんそくは不治の病であり、苦しんでいる人のために妙運和尚がへちま加持祈願法要を行うことになります。
現代は医療が進化していますが、それでも咳やぜんそくが治るように祈願する人で賑わっています。
徳川将軍の多くが眠っていることも含めて浄名院は見どころが多い寺ですが、世にも珍しいお守り自販機があることでも有名です。
このお守り自販機は閉門後にお守りが必要になった人のためのもので、開門中は本堂で参拝後に堂内で購入します。

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