中村不折専門博物館「書道博物館」

画像:書道博物館

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書道史の重要なコレクション

書道博物館は東京都の台東区の鶯谷という場所にある博物館で東京の観光スポットのひとつです。交通機関のアクセス方法としてはJR線の鶯谷駅(うぐいすだに)から北口の出口を出ていただいたら、徒歩でおよそ5分の場所にあります。東西めぐりんバスというバスからのアクセスもできるため、この場合には入谷区民館根岸分館というバスの停留所で下車します。書道博物館は中村不折(なかむらふせつ)という明治時代から昭和時代にかけて活躍をした書道家によって設立されました。東京都の台東区には鶯谷や上野など博物館や美術館などがあらゆる場所にあり、上野と鶯谷は場所的にも非常に近いですが、書道博物館も日本の代表的な博物館のなかのひとつです。創設者である中村不折のコレクションはおよそ1万点にもおよぶコレクションが展示されており、東京に観光する観光客の観光スポットとしても知られています。書道博物館の入館料は一般が500円で小学生や中学生、高校生が1人250円となっています。20人以上の団体で利用する場合は入館料は安くなり一般が300円で小学生や中学生、高校生が150円になります。休館日は月曜日となっており、月曜日が祝日になった場合には次の日の平日にあたる火曜日が休館日になります。営業時間は午前9時30分から午後16時30分までで、入館時間は16時までとなっています。書道博物館は漢字に関する展示会も開催がされていることから漢字の博物館としても知られているものです。甲骨文や中村不折の五言律詩など漢字にまつわる作品の展示が数多くあり、漢字のはじまりから漢字とはどのようなものであるのかという学習ができ、非常に興味深いコレクションが展示されています。

創設者・中村不折とは

中村不折はなかむらふせつと読み、夏目漱石の代表作のひとつで知られている吾輩は猫であるの挿絵画家としても有名です。中村不折は書道家で洋画家としても知られている明治時代と大正時代、昭和時代と3つの時代を活躍しました。中村不折は1866年の慶応2年に誕生し、書道博物館を創立した人物であり、そのコレクションは1万点にものぼるものとされています。平成28年には書道博物館において中村不折の生誕150年を記念した展示会が開催されました、中村不折は小山正太郎や浅井忠に弟子入りをして西洋画について学習して、フランスなどの海外留学も行ない、海外への留学ではジャンポール・ローランスを師で油彩画についても学習をしました。留学から日本への帰国後には洋画家でも活躍をして、有名な文学作家である夏目漱石との交流も深い人物で夏目漱石の代表作のひとつでいま現在にいたっても有名な作品の「吾輩は猫である」の挿絵やほかでもたくさんの作品の挿絵や表紙のデザインなども担当をした人物です。例えば、文学作家である島崎藤村の若菜集の挿絵や文学作家の伊藤佐千夫(いとうさちお)の野菊の墓などの挿絵も中村不折が担当をしたとされています。書道家としてのデビュー作には「龍眠帖」(りゅうみんじょう)が評価され注目され、書道家でも知られる偉大な業績を残した中村不折ですが、書道家をはじめとする洋画家でも挿絵の作家としても業績を残してきた人物です。中村不折は正岡子規と出会ったことがきっかけでともに作品を学習していくことで、書道の研究に没頭していくことで書道家の道へ進んだとされています。

歴史文献が手に入る?ミュージアムグッズ

鶯谷にある書道博物館は中村不折の1万点のコレクションから漢字や歴史についての学習ができることや観光スポットとしても楽しめる博物館でで小学生や中学生、高校生にも利用をしてほしい博物館ですが、書道博物館にはミュージアムグッズと言われるグッズが販売をされています。ミュージアムグッズは一般的には博物館にて直接に購入ができるものですが、鶯谷までが自宅から遠いなどの理由からなかなかアクセスが難しいという場合には、通信販売も行なっているサービスが利用できるというメリットもあります。ミュージアムグッズの通信販売を利用したい場合にはWEB上の書道博物館へのアクセスを行ないます。まず現金書留を送付して着払いでの購入方法になります。ミュージアムグッズにはあらゆる種類のものがありますが、なかでも代表的なグッズは中村不折の漢字に関する資料から代表的な作品を収録している図録です。書道博物館や中村不折のことがよくわかる図録としておすすめです。中村不折の1万点のコレクションから展示をされている代表的な作品に触れることができるため、どのような作品が展示をされているかということや中村不折の世界についても触れることができます。またトートバックやフィギュアなども人気なグッズで絵はがきやクリアファイルなども販売されています。ミュージアムグッズは図録やフィギュアなど中村不折や中村不折の作品についても身近に感じられるような工夫がされているものが多くあり、直接に足を運ぶことができない方にも楽しめることのできるもので自分のお気に入りのミュージアムグッズがあれば中村不折の世界を身近に感じられるはずです。

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