レトロ!絶品銭湯と口コミ評価も高い「帝国湯」

画像:帝国湯

http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-113

明治末期に創業の老舗

鶯谷は古き日本の良さを醸し出す建物が少なくありませんが、その鶯谷の周辺には歴史あふれる銭湯が2つあります。
どちらも名前は帝国湯という名前でレトロな雰囲気が非常に魅力です。
鶯谷駅と日暮里、そして三河島駅の間ぐらいにある帝国湯は外観からして老舗であることがはっきりとわかる構えになっています。
瓦の屋根にデカデカと湯と書かれた年季の入った暖簾は、飾りっ気がなくそれが逆に味となっているのが魅力です。
もうひとつの帝国湯は鶯谷から上野方面に向かい、浅草橋にあります。
少し鶯谷駅から離れてしまいますが、こちらもレトロな雰囲気が捨てがたい魅力的な銭湯であるため一度は行ってみたい銭湯となります。
こちらの帝国湯は外観に関しては取り立ててこれと行った特徴はなく、赤レンガ色をしたタイルでできた比較的近代的な建物です。
決して新しさは感じませんが、どこにでもあるような建物であるだけに何時頃できたのか感じさせない外観だと言えるでしょう。
ところがその中身に関しては、情緒あふれる昔ながらのスタイルとなっていて、外観からは想像がつかない世界が広がっています。
下駄箱は番号札式の鍵のかかるいかにも銭湯らしいタイプの下駄箱となっていて、受付も番頭がいるのが昔の匂いを感じさせてくれます。
更に年代物の扇風機があり、これ一つ見るだけで何十年という歴史があることを実感させてくれます。
更に変わったものとしてはなぜか身長計が設置されていて、これも昭和の雰囲気を醸し出すのに役立っています。
このように帝国湯は三河島駅にあるものも、浅草橋のものもどちらも歴史ある老舗となっているのです。

シンプルでこれぞ王道!な銭湯

2つの帝国湯に共通することは、どちらも極めてシンプルであるということです。
最近の銭湯のようにいろいろな設備があるわけでもなければ、ピカピカで綺麗な建物でもありません。
本当にお風呂に入るためだけというものですが、それが逆に銭湯というのは本来このようなものであることを実感させてくれる魅力につながっています。
東日暮里の帝国湯は内外装ともに古びた印象がありますが、それは決して汚いものではなく古いながらも清掃と手入れはしっかりとなされているため、不衛生さは感じられません。
長年に亘って営業をしているだけあって、利用者の快適性に関する部分に手抜きはなく、シンプルで気持ちよくお風呂に入れる環境が整っています。
そして、大きな特徴としてはとにかく熱いお湯となっていて、江戸っ子好みの温度なのがポイントです。
最近は万人が気持ちよく入ることができるように、温めになっていることも多い中、帝国湯ではそれと比較をするとはるかに熱く最初はびっくりしてしまうぐらいです。
この熱いお湯というのも昔ながらのまさに銭湯らしい銭湯と言えるものだけに、シンプルに熱いお湯に浸かりたいというときには最適です。
浅草橋の帝国湯も同様にかなり熱めのお風呂が特徴で、45度はあろうかというその熱さは近年ではあまりお目にかかるものではありません。
鶯谷近辺でとにかく熱いシンプルなお風呂に入りたいと思ったときには、帝国湯に足を運んでみると良いでしょう。
今の時代はシンプルなだけではなかなか競争に打ち勝つのが難しいものですが、帝国湯は王道を行きながらもそれが大きな個性となっている、稀有な存在です。

熱い生薬の薬湯で体を癒やす

帝国湯は老舗であり創業が明治末期だけあって昭和や大正の面影を残しているだけに、近代的な様々な設備とは無縁です。
それだけに基本的にはシンプルな湯船しか無いのですが、体に薬用成分が染み渡る薬湯があるので、リフレッシュすることができます。
薬湯は定期的に入れ替わりをしていてタイミングによって内容は変わりますが、どれも体に染み入る心地の良いもので、熱いお風呂と相まって他では感じることができない心地よさを体験することができます。
薬湯自体はそれほど珍しものではありませんが、帝国湯の熱いお風呂との組み合わせは他には無いものですから、熱いお湯で滲み出た薬用成分は他の銭湯よりもしっかりと体の中に染み込んでくるようなそんな気持ちにさせてくれます。
薬湯が体の芯まで染み渡ることで日頃の疲れを癒やすことができます。
帝国湯はお風呂の種類こそ多くはありませんが、普通のお風呂と薬湯だけで十分に楽しむことができるそんな魅力があるのが特徴です。
色々なお風呂に入りなれている人からすれば最初は物足りないと感じるかもしれませんが、一度帝国湯に来てみればこのふたつだけでも十分だということを実感することができます。
お風呂の種類が少ないからこそ、薬湯の良さというのを感じ取ることができ、薬湯があるからこそ普通のお風呂の良さが感じられるようになっています。
薬湯に入ることができる場所は都内には数多くあり、売りにしているところも少なくありませんが、大きく主張をすることなく、それでいて今日まで多くの人に愛され続けたお風呂に入りたいと思ったときには、都内でも長い歴史のある帝国湯に来てみると良いでしょう。

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